実践園のインタビュー

みのりこども園

2024/07/17

みのりこども園(長崎県)

副園長 西村先生

藤森メソッド(見守る保育)何年目?

園:20年 個人:10年

見守る保育との出会いを教えてください

私は最初こども園を継ぐつもりはなく、大学も保育とは関係のない学部へ進学しました。大学では教育実習に行きたいと言う理由だけで、教職課程を履修しており、そこで授業を聞かない高校生の姿に驚愕。園長である父にその話をしたら、乳幼児期からの教育の必要性を話してくれました。園長はそのために見守る保育に変えたとのことでしたが、そのときに「見守る保育」と言う言葉を初めて聞いたと記憶しております。
見守る保育を提唱している先生が新宿せいが保育園にいらっしゃるという話を聞いたので、話を聞きに行き、そのまませいがへ就職が決まったのです。厳密に言えば、これが見守る保育との出会いかもしれません。

実家の園に戻り、何から実践しましたか?

見守る保育は父が導入していたので、私はとにかく「見」に徹しました。藤森メソッド見守る保育でもまずは子どもの観察を大切にするように、まずは環境、子ども、職員を「見て」いる段階です。そこから課題に応じてアップデートしていきたいと思っています。

現在、藤森メソッドを実践していて、1番の喜びや楽しみは?

新宿せいが時代は、環境マイスターとして現場で子どもたちとも関わりながら仕事をしていました。自分が作ったおもちゃや環境が子ども同士を結んで、遊びが発展しているのを見ると心の中でガッツポーズをしていました。
現在は、管理職の立場になったので、職員が楽しそうに仕事している場面や、職員の言動により子どもが繋がったなという場面を見ると喜びを感じます。

藤森メソッドを導入する前と後で、子どもの姿はどのように変化しましたか?

※私が導入前の様子を知らないため、園長に答えてもらいました。

それまでトラブルの時の子どもたちの会話の主体は、先生でした。例えば「そういうことしたら先生に怒られるよ」「先生に言うよ」「先生が見てるよ」などの会話が多かったのが、現在は「それおかしいと思うよ」「〜ちゃんの気持ち聞いてみたら」など自分の思いを伝えたり、提案したり、代弁したりする姿に変わりました。また、何事にも積極的になり、笑顔が溢れています。初めてこども園に来るお子さんに対して、みんなで世話を焼き、おとなしい子はタジタジとなるほどです。

今後の展望は?

長崎・九州からも藤森メソッドを発信して、藤森メソッドを日本のスタンダードにしたいと思っています。そのためには前の質問でも答えていますが、まずは自分の園のアップデートをしっかりやりたいです。
また、我々が所属している「長崎県見守る保育研究会」でインスタグラムを作って発信にも力を入れていきたいので、ぜひフォローしてください!

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